鳴尾化学研究所の山田です。

新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、手指の殺菌消毒をするために消毒用アルコールを使用する機会が増えています。

消毒用アルコールは消防法で定める危険物として指定されているものも多く、引火点が常温よりも低いため、ライター、コンロ等の炎によって容易に引火してしまう危険性があります。

取扱いの注意事項を以下に記載いたしますので、皆様今一度ご確認をいただければと思います。

【消毒用アルコール使用上の注意】

・消毒用アルコールの使用に際して、火気の近くでは使用しないこと

・室内の消毒や消毒用アルコールの容器詰替え等に伴い、可燃性の上記が滞留する恐れのある場合には、通気性の良い場所や換気の行われている場所で行うこと

・みだりに可燃性上記を発生させない為、密閉した室内で多量の消毒用アルコールの噴霧は避けること

・消毒用アルコールの容器を設置・保管する場所は、直射日光が当たる場所や高温となる場所を避けること

また、消毒用アルコールの容器を落下させたり、衝撃を与えないこと

・消毒用アルコールを容器に詰替える場合は、漏れ、溢れ又は飛散しないように注意するとともに詰替えた容器にアルコールである旨等を記載すること