容器の着色等について
鳴尾化学研究所の山田です。
化粧品を作る際にはこだわりたいですよね…「容器」
もちろん商品のコンセプトに合ったものを無制限にご用意できれば理想ではありますが、やはり様々な制限があります。
一番大きな壁は本数です。
容器の販売会社が在庫品として持っている容器、円柱などのオーソドックスなかたちで色が決まっている(白、透明等)が多いのですが、この場合はケース単位100~200本程度で購入することが可能です。
次に在庫はしていないが型は持っているよ、というもの。
この場合は白や透明といった色で1,000本~対応可能な場合が多いです。
次に容器自体に色を付けたい、となった場合。
この場合は3,000本~となる場合が多いです。1,000本~でも作れる場合はありますが、やはりコストアップは避けられません。
着色はあくまで「容器の材質そのものに色を付けて」いますので、質感は容器本来のものになります。
しっとりした手触りにしたい、光沢等も変えたい、といった場合には塗装になります。
こちらは着色とは違い、容器の上から縫っていますので、感触も変更することが可能です。
ただ、着色と比べても高コストになり、塗装内容によってはもの凄く高くもなります。
3,000本~5,000本~10,000本と本数が増えるごとにキャップの着色が出来たりとデザインの幅は大きく広がりますが、比例して在庫等のリスクも高くなります。
どこまでも凝っていける部分なので難しいですが、ご参考となれば幸いです。
本数が増えることによるコストダウンは現時点(2022.6)では正直あまり期待できません。
素材そのもの、輸送費等全てのコストが著しく上昇しておりますので、先が見通せないというのが非常に大きいです。