ボトル、ラベル等の印刷について
鳴尾化学研究所の山田です。
今回は、OEMの印刷ついて少々掘り下げてお話しさせて頂きます。
OEMの製品化にあたって、当たり前ですがロゴや裏書等の表示が必要になります。
それらを容器に印刷する場合、一般的に「シルクスクリーン印刷」という方法を用いています。
印刷したい形の孔が空いたシートの上からインクをつける事で、孔の部分のみ容器に印字されるイメージです。
この方法の場合、1色につき、1つの版(孔の空いたシート)が必要となりますので、御見積時に「2色印刷の
場合です」等の説明をさせて頂いております。
よく質問を頂く2点を図にまとめてみましたので、ご参考にして頂ければと思います。
まず、仕上がりイメージ図です。
このロゴを印刷する場合は、ピンク色の「c」(版①)とそれ以外(版②)の2色となります。
版②を印字した後に版①を重ねるようになるのですが、重なる部分のインクがわずかに盛り上がって
しまいます。
【印刷方法①】での盛り上がりを避けるため、版②のように重なる部分を無くしたものが下図になります。
この場合は大きな重なりはなくなるのですが、その分版①と版②のずれが目立ちやすくなります。
このずれに関しては印刷の特性上どうしても発生してしまうものとなります。
以上をふまえた上で、例えば格子柄のように重なりが目立っても違和感のないデザインや、複数色が複雑に
混ざっていないデザイン等にして頂ければ「データ⇔実際」のイメージ違いは生じにくくなるかと思います。
また、1色毎の印刷の為、単色の印刷しかできず、孔のの細かさに限りがありますのでグラデーションは綺麗に表現
できないといった部分があります。
ざっくりとした説明しかしておりませんので、ご質問があればお気軽にご連絡ください。
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